2009年4月15日

ライカに本気で挑んだ秀才(KONICA HEXAR RF/コニカ ヘキサーRF)


前回ライカM4Pが美品すぎて常用しづらかったので早々にボディを売り、手元残った名玉ズミクロン50mmF2.8を活かすために買ったのが、これ。
KONICA HEXAR RFでした。

Mマウントを採用したライカ互換機、つまり「分家」の身でありながら
・シャッタースピードが最高1/4000秒 (本家ライカは1/1000)
・ファインダーは28,35,50,75,90,135の6種類(これはM6と同等)
・絞り優先AE搭載(本家はM7の代でようやくついた)
・自動巻き上げ、巻き戻し(ライカには存在しない文化)
・もちろん裏蓋パカ開け式。しかもフィルムはオートローディング(もちろんない)
・オート連写(だからないって)
 
シャッターボタンまわり。1/4000とAEがどうだ!と誇らしげ。ちなみにAELとはAEロックという機能で、逆光で撮影するときなどに使う。あらかじめ暗い場所にレンズをむけてシャッターを半押しすると露出が固定されるので、そのまま逆光にむけて撮影する。実用上は、ほとんどAELにあわせたまま使っています。
R0012796.JPG
 
裏蓋をパカっと開けたところ。フィルムは自動装填式です。
R0012799.JPG
 

レンズを外したところ。シャッターは金属縦走り式で、中央の灰色の部分にあたった光で測光する。
R0012802.JPG
 

恒例のシャッター音。 ジャキン、ジャキン、とハサミみたいな音。
 
性能的には満足できるんですが、実用上で不満な点があって、まずしばらく使っているとファインダーの二重像が無遠限で横にずれるようになった。コニカミノルタの修理サービスに出して1万円かかりました。ネットを見るとヘキサーRFの、特に前期モデルで顕著らしい。横ずれの修理は簡単だが、縦ずれはさらに費用がかかるとか。修理の対応は良かったのだけど。(追記:3月に修理したのに、その後またずれるようになって、7月に再修理に出した)
それからピントが合わせづらい。 ファインダーは明るいし倍率の6倍は許容範囲だけど、二重像をあわせる部分が薄いので、どうも合わせづらいのです。
 
ところでライカのMマウントの互換機というと、ミノルタのCL、CLE、コシナのベッサシリーズやツァイスイコンシリーズがあります。
このうちミノルタとベッサはライカにくらべ高級感や質感でどうしても劣るのは否めず、ツァイスは高級感はあるけど性能が、例えばシャッター速度は最高でも1/2000と、HEXARにくらべれば控えめです。
つまりあくまで分家ということをわきまえているような、遠慮を感じる。
それにくらべてコニカは本家のライカに真っ向から本気で勝負を挑んだ。性能は完全に勝っているうえに高級感、質感でも五分に戦っている。
まじめな秀才、がんばれと応援したいところだけど、こわれやすくてひ弱なのが残念でした。(後期モデルでは改良されているようですが)

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