被災地を「観光」する(宮城・石巻)

By dachio, 2012年11月28日


これまで仙台の被災地を訪れたことが無かったので、「被災地観光」を利用して石巻市を訪れた。

朝6時起きて山手線から東京駅、新幹線で9時40分、仙台駅着。
そこからダッシュしてバス乗り場に向かい、ぜいぜい言いながら33番乗り場の高速バスに乗る。並んでいるのは、ボランティアか、知人を訪ねる人か。
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バスに乗り込み出発。仙台駅から海岸に向かって走る道路はひたすら混んでいて、高速インターに乗るまで1時間ほどかかった。車窓から見える町並みはよくみると建物に一部傷があったりという程度。1年半余りで、復興も進んだのかと、このときは思っていた。
1時間40分ほどかかってようやく石巻駅に到着。
駅の周囲はさびれた地方都市。
石森章太郎の出身地ということで、あちこちに。
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石巻駅前で、石巻観光タクシーの白岩さんにご挨拶、よろしくお願いします。
挨拶代わりにと、河北新報社の石巻の被災写真集と、津波防災の心得を書いた一枚用紙をいただいた。

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今回は3時間の被災地観光で、料金は1万6千円だった。

石巻駅付近も1メートルぐらい津波につかったということで建物に印がついていた。白岩さん自身も被災し、現在も仮設住宅に暮らしている。ただ家族や親類、友人に亡くなった方がいなかったことは幸いだったと話していた。

 

最初に訪れたのは、児童70人余りが亡くなった大川小学校。

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校舎は手つかずだ。周囲が住宅街だったと言われても信じられない、何もない。

 

続いて瓦と硯が名産の雄勝地区。白岩さんが道ばたから無造作にひろった雄勝石を、お土産にとくれた。表面が何層も重なっていて、薄くはがれるようになっている。

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女川では、地盤沈下した道路をそばを走り、がれきの山を見た。そばにある木々の葉が美しく色づいていた。
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山を登ったところにある2階建て仮設住宅は、野球場にたてられていた。
日和山から見下ろして、
市街地でがれきの山、車の山を見て
建てかけの家、こわれたままの家。

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1年8か月。やっとがれきは片付きつつあるけど、
まだ家はほとんど建っていないし、復旧なんていつの日か。
市街地は閑散としていて、もとからこうだったのかもしれないけど、
ますますさびれていってしまう。
地元の人は、もう津波はこないだろうねえと8割方思っているという。
被災地「観光」という響きには抵抗があるかもしれないが、「視察」でもいいんだけど、多くの人に来て、現状を見て、考えてもらいたいと白岩さんは話していた。

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