“連射超合金Z” ロボットロイヤル・36S / Robot Royal36S

By dachio, 2012年5月21日


以前購入したロボットロイヤルIIIの改良最終型モデルであり、ドイツカメラ工業の極北にあるロボットシリーズの集大成、ロボットロイヤル36S。


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ちなみにロボットロイヤルIIIの記事はこちら。
ロイヤルIIIのスクエアフォーマット写真は今風で面白かったけど、いかんせんフィルムをスキャナーで取り込むのに手間がかかる。とかいう声は1955年当時は無かったものの、通常フォーマットを望む市場の要望にこたえてついに登場したのが24×36mmを採用したロボットロイヤル36モデル。さらにこの「36S」は、シングルと連続撮影の切り替え機能がついて1972年まで生産された改良・最終型だ。
レンズの左側にあるのが連写切り替えレバー。
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重さはIIIと同じくらいで920グラム。連写機能は、ゼンマイフル巻き上げ、空打ちで31コマだった。この間5秒だから、秒6コマになる。優秀!
フォーマットは変わっても、フィルム交換に専用のパトローネが必要なのはIIIと変わらず、作業は面倒くさい。
シャッタースピードは8,15,30,60・・と倍数式に変わったが、このダイヤルを回すのが重いこと重いこと。カメラ屋さんに聞いたところ別に故障ではなく、ゼンマイ連射の機構上、ダイヤルにテンションがかかっているためだとか。特に250から500にまわすのはペンチが必要だと思うくらいで指が痛くなる。
これが重いシャッターダイヤル
IMG_9202.jpg
操作の動画を撮ってみた。

シャッター音は、
<1/4秒>
<1/4秒の連写>
<1/60秒>
<1/60秒の連写>
使い勝手は悪いけどずっしり重厚感と、ゼンマイを巻いて連写するメカニカル感覚はたまらない。これぞクラカメ。異端のカメラとしては長続きした方で、40年以上経て今異国の地で元気にカシャカシャ音を響かせている幸せ者だ。
ロボットの写真は
ロボット×電柱
街とロボット
連写ロボット
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