M9が来た

By dachio, 2012年9月28日


ライカM9は、自分にとって、クラカメをいろいろ売り買いした果てにそのうち、いつかは、と思っていたカメラのはずだったのだけど、今ひょんと手もとにある。
唯一の35ミリフルサイズレンズ交換式デジカメ。高価だ、から高価だった、になった。
あまり現実感の無いまま持ってみたら、M6に比べて厚い重いけど触り心地はライカだ。
もともとライカは巻き上げの感触やシャッター音などモノとしての官能感を楽しむカメラだったと思うが、デジタル化以降、その魅力はほぼ失われた。前モデルのM8は、素子サイズがAPS-Hでレンズの画角も変わるため、今から見ると「中途半端」な印象があった。ライカ印が無ければこのカメラはなんなのだと。しかしフルサイズでライカのレンズをデジタルで楽しめるこのM9で、ようやくデジタル化に答えを出した、のかな。さわり心地を楽しむカメラから、純粋にレンズを楽しむカメラに。さわり心地も確かにライカだけど。
原点回帰のM9は、シャッターのレスポンスはよく、待たされることもない。
機能は日本のデジカメに比べると最小限で、ライブビューもない。SDカードの交換は、底蓋をわざわざ開けないといけない。どうかと思う。
ローパスフィルターが無いせいか、写した感じは、ざらざらしているというか、そのまま写っている、というか。
ちなみにシャッター音は、
1/60秒 [audio:https://dachio.com/archives/2012/09/m9_60.mp3]
1/8秒 [audio:https://dachio.com/archives/2012/09/m9_8.mp3]
1/2秒 [audio:https://dachio.com/archives/2012/09/m9_2.mp3]
1/250秒 [audio:https://dachio.com/archives/2012/09/m9_250.mp3]

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